令和2年12月1日(火)にとっとり建設☆女星ネットワーク主催で行われた「建設ディレクターを活用した現場業務の効率化」オンラインセミナーに鳥取県中部建設業協会女性部の会員が参加しました。
(株)京都サンダーの田辺直子部長が講師をされ、まず建設ディレクターとはなにかというところから、建設ディレクターの導入事例、そして建設ディレクターという職域の展望と今後の課題についてお話しいただきました。
建設ディレクターとは、ITスキルとコミュニケーションスキルでバックオフィスから現場をサポートすることで現場と事務を繋ぐ架け橋のような存在となれる新たな職域です。建設ディレクターが現場の書類業務などを担うことにより長時間労働の是正、現場の業務効率化、生産性向上などの効果を期待できます。建設ディレクターは事務職員の職域拡大、建設ディレクターから現場技術者へのステップアップ、建設ディレクターとしての新規採用など雇用機会の創出に繋がる可能性があります。将来的には建設ディレクターが複数現場をマネジメントすることで現場代理人の負担を軽減し工期短縮を目指すこともできます。実際に導入した企業では作業時間の短縮、外注費の縮減、ICT施工の実現などの効果が出たところもあるということです。
建設ディレクターの導入においては新しい職域への理解と認知が課題ですが、建設業が時代の流れに乗り遅れないためには固定観念にとらわれず文化・風土が変わることへの抵抗を止めて新しいものを取り入れる意識が肝要とのことでした。
建設ディレクターが活躍する建設業の明るい未来を想像したくなるお話を聞くことができて有意義な時間でした。
新着情報
「建設ディレクターを活用した現場業務の効率化」オンラインセミナーに参加しました
女性部